実は、そのとき気になったブースが1箇所あった。
それは総合スポーツアパレルメーカー「columbia」のブース。
たまたま目に入ったこの「ハイエットジャケット」に一目惚れしてしまったのだった。
近くにいたスタッフの方にどこに行けば入手できるか尋ねたところ、同社の製品を取り扱っているお店は関東一円にあるが、確実に手に入れるなら東京の原宿か池袋にある直営店がベターであると教えていただく。
先々週、法事で都内に出る機会があったので、原宿の直営店に立ち寄った。
期待に胸を膨らませて店員さんに目当ての品の所在を聞いたところ、「申し訳ありませんが、当店で取扱はありません。」と無残な一言。その場で池袋の直営店に電話で聞いてみたが、そちらにも取扱がなかった。
抜いた刀の収めどころを失った私は、帰りに大宮駅で下車しマルイスポーツ、ムラサキスポーツをハシゴ。しかし、何れも玉砕。なぜか目当ての商品ラインだけ取扱がないという。
そして先週の大阪出張。JR大阪駅のGAREに同社の直営店があることを事前に調べていた私は閉店前にダメ元で訪問。店員さんに取扱があるか尋ねてみた。
「お探しの商品はありますよ。」
しかし、私に合うサイズは前日に売れてしまったとのこと・・・またしても空振り。結局、サイズ合わせだけさせてもらい後日ネット通販で注文した。
そして、数日前ようやく品物が自宅に届いた。
この時の嬉しさは何ともいえないものがあった。
結果論でいえば、最初からネット通販を利用すればすんなり入手できたことは間違いない。でも、苦労したからこそ喜びも大きいのだと前向きにとらえることにした。
以上、海外通販に依存しがちな今日この頃、「足を運ぶことの意味」を考えさせられた出来事でした。